あ、へび?


先の休日月曜日、昼下がりの自宅でふとTVを
つけたら、こんな番組をやっていました。


三十二夜の夢まつり「郡上おどり」


恥ずかしながら私は知らなかったのですが、この
「郡上まつり」という岐阜県郡上市の盆踊り、
とても有名なもので、「日本三大盆踊り」のひとつ
数えられることもあるようです。


この番組で紹介されていたのですが、
郡上おどりは1ヶ月郡上市のあちこちで開催される
らしく(すみません、途中から観たので曖昧)、
中でも「徹夜」と言われる日には、ほんっとに徹夜で夜通し、
町の路上で人々が踊り続けるのだそうです。
いや、実際画面の向こうで踊ってた。
夜8時から朝4時頃まで。
私が英語圏の人なら、今ここで「フー!クレイジー!」って
書くと思う。ローマ字で。


もちろん、賛嘆の意味を込めてです。
祭りのときに人間が疲れないのは、脳内でβ-エンドルフィンが
分泌されているから…だったかな、うろ覚えですが。
もうね、この踊っている人たちには絶対ドバドバ出てますよ。
しかしこの脳内物質、祭りが終わった後の寂寥感については
責任とってくれないんでしょうか。
あの、楽しくて疲れも忘れるほどの時間が過ぎ去った後の、
倦怠感とも無力感とも言えない、あるいはその両方を
兼ね備えた気だるい淋しさ。


お祭りというのは、ただ楽しいだけじゃなくて、
あの寂寥感まで含めて「祭り」と呼ぶのでしょうね。
と思えるようになったのは、幾つのときだったか。
そして、いい年…それなりの年齢になった今でも、
お祭りはやっぱり好きなのです。
TV観てて羨ましくなった。一度行ってみたいな、郡上おどり。


で、私が思わずこのTVを最後まで観てしまったのには
「祭り」に惹かれた以外にもうひとつ理由がありまして。
偶々TVつけた時にですね、やたら綺麗な顔した兄ちゃんが
眼鏡かけて浴衣着付けてもらってたんですよ。
「何?何の私へのご褒美?」
と、取り敢えず寝起きに(昼寝してました)一気に
血糖値上げてお布団の上で正座したりして。


ところで一応念のため。私は顔の綺麗な兄ちゃんが
好きだという訳では、別にないのです。
その辺は、リアル私の知人も認めるところ。
でもなんか、この人はアンテナにひっかかったですよ。
正直、顔じゃなくて眼鏡と浴衣じゃね?という気も
しますが。


で、ですね、この兄ちゃん。顔が綺麗だっつーか、
それ以前になんかどうも見たことがある。
時々TVの画面には、彼が描いたと思しき達者な絵も映る。
なんか、こういう属性のひと、つまり顔が綺麗で絵が達者な
兄ちゃんという存在に覚えがある。


待ちに待つこと20分超(多分)。ようやく出ましたお名前が。


唐橋充
http://www.karahashimituru.com/


ああ、へびへび!オルフェノク(へび)だよ!
数年前、何故だか見てた(いや、面白かったからなんだけど)
仮面ライダー555。その登場人物のひとりが彼でした。
そうそう、あのときも「この人、無駄に綺麗な顔してるなー」と
思ってたのです。いや、「無駄に」って悪い意味じゃなくて、
彼を見てるとですね、こなれた芝居ができて、
なんかちゃんと思慮分別もありそうで、
顔が綺麗じゃない方が味があって使いやすそうで
良かったんじゃないの?って思っちゃったんで
…って、やっぱり悪い意味っぽいな。


いや、男の顔は30歳過ぎてからだし。
このまま、へびフェノクにはいい感じで過ごしていって
もらいたいなー、今でもかなりいい感じだけどなー、
と思った祝日の昼下がりなのでした。