びっくりしてばっかりだ


今、CDTV観ていたら、アイドルが猿の着ぐるみ着て踊ってた。
あれでキメ顔とかするんだろう。アイドルも大変だ。びっくりだ。


スカパラの冷牟田さんが脱退したとのこと。びっくりだし、ショックだ。


諸事情あって無職になった。びっくりだ。
何故自分の行為にびっくりせねばならんのだ。


暇になったので、今週はびっくりするほど本を読んだ。
メモしておかなきゃ忘れるなと思った。すげぇ久々の更新になってびっくりだ。
もうしつこいか。



以下、今週の読了本。順不同。


乾くるみ『イニシェーション・ラブ』原書房
随分前から話題になっていた本だが、ようやく読んだ。
あー、そうきましたか。しかしこのトリックは…話しにくいな。
とりあえず、しょっぱなから「やめとけ、その女は絶対地雷だ」と
思いながら読んだ。これは単なる女の直感であって、ミステリ読みの
自分とは関係ない。


太田忠司『落下する花 ―月読― 』文藝春秋
月読第一作は…読んだけど忘れた。でもこの短編集は面白かった。
人が死を迎えると必ず現れる、科学を超越した現象「月導」と、そこに込められた
意思を読むことの出来る「月読」にまつわる物語。
と、書いておかないと、忘れちゃうので、メモ。


坂木司『ワーキング・ホリデー』文藝春秋
 同 『ホテルジューシー』角川書店
この作者の代表作は「ひきこもり探偵」シリーズなのかもしれないが、
こういったノンシリーズものの方が好みだ。若干分かりやすい説教くささが
恥ずかしいが、まぁすっきりするっちゃあすっきりする。


佐藤多佳子『神様がくれた指』新潮社
しゃべれども しゃべれども』も面白かったが、この本も面白い。
ちょっとこの人の本がマイブーム。読み始めたらとまらない。
なんつーの、リーダビリティが優れてるっつーの?
なんだこの頭悪そうな表現。自分でびっくりだ。


孫子武丸『警視庁特捜班ドットジェイピー』光文社
図書館で「あ、読んだことない我孫子の本だ」と背表紙だけ見て手にとって、
いざ読もうと袋から取り出して表紙見てびっくり。いや、ほんとにびっくり。
裏返してカウンターに出したから、私は気づかなかったんだなー。
カウンターにいたの、イケメンだったっけなぁ。
って、なんでそんなエロビデオ借りる男子のような気遣いをせにゃ
ならんのだ。決して後ろめたくはないぞ。ないぞー。
内容は…続くの?


恩田陸『いのちのパレード』実業之日本社
奇妙な味わいの短編集。そういうもんだと知っていると、恩田陸
安心して読める。落ちを期待するから、微妙な心地になることがあるんだ。
文章がいい。そうか、筆力が安定してくるって、こういうことか。


太田忠司『奇談蒐集家』東京創元社
なんで「実業之日本社」は一発変換できて「東京創元社」は無理なのよIME
「奇談蒐集家」を自称する人間の前で語られる、語り部たちの経験した「奇談」。
だがその奇談は…。
ということで、大体の奇談の落ちは読める。が、むしろサゲより雰囲気を楽しむ
べきなのだろう。こういう形態は好き。


高田崇史『毒草師』幻冬舎
 同  『毒草師 白蛇の洗礼』朝日新聞出版
上は、QED Another Storyとして講談社ノベルスからも出ているようで。
QED、何作か読んだんだけど、この人出てたんだー。そうかぁ。
伊勢物語について、あるいは千利休キリシタン説について楽しめる本。



とっても日本語が読みたかったの。あー、ちょっと渇きがいえた。