何故漫画に出るチェーザレ・ボルジアは同じ髪型なのか。


たまには日記らしく。


11月3日:渋さ知らズ@京都造形芸大
この日このときを楽しみに10月を過ごした。
2時間弱のステージでしたが、大満足。会場が体育館だった割りに、
音がこもったり響きすぎたりすることもなかったのではないでしょうか。
楽しくってずっと笑顔でした。
ライブ中の顔って、前からは見られたもんじゃねぇな、と思う。
そしてこの度も、赤フンの求心力に感心。
2004年のRSR@EZO、会場にいたときも、後日映像で見たときも
思ったんだが、夏の北海道午前3時、赤フンの男に男たちが
手を伸ばして群れ集う様、というのは渋さでしか見られないんじゃ
ないだろうか。さすがだ。


結果:風邪の悪化。腐海と化した部屋を掃除するという連休の
野望を達することも出来ずこの時間。連休の野望が掃除か…


最近の読了本:

有栖川有栖『乱鴉の島』(新潮社)
文化芸術作品はあまたあれど、それにインスパイアされて二次的な作品を
生み出させるもの、というと割と決まった面子になると思う。
神曲』とかサティとか、ドストエフスキーとかサリエリ(の立場)とか。
そして私の好むジャンルの所為か、よく見かけるのがポォの「大鴉」。
今回もそうでした。
正直もうええっちゅうねん、とは思うが、"Nevermore!"の翻訳は面白かったかな。
「『大鴉』翻訳における"Nevermore"の問題」って、卒論のテーマ
なんかには手ごろでいいんじゃないだろうか。もうあるだろうな。


皆川博子『伯林蝋人形館』(文藝春秋
皆川博子のドイツもの、といったら読まないわけにはいかんのです。
今回の舞台は第一次大戦後のドイツ。ある人にとってはほんの少しの、
ある人にとっては何物にも変えがたい、そんな係わり合いをもつ
6人の物語。幻想的だと言ってしまえばそれまでなのだけれど、
何て言うかな…骨太で知に足の付いた幻想。違うな。耽溺できない
ファンタジー。いつまでも現役でいらしていただきたい。