タイム・プレイス・オケイション
Aという人物に殴られ蹴られ責められている人物Bが
いるとします。
そこにCという人物が割って入り、結果的にBが
窮地から脱することができたとします。
Cに礼を言うB。それにCが答えます。
「別にお前を助けたわけじゃない」
この場合、この台詞の裏には
1.Cの照れ隠し。ゆくゆくはBとCが相思相愛になるも、
Cの基本路線はツンデレ。
2.あのままAを放置しておくと、「それはやりすぎ」と
いうことで、(所属している組織の上層部などから)
Aが何らかの懲罰を受ける可能性があるため。
という、最低でも2つの理由が考えられます。
他にも、「突如頭に降ってきた絶対神・カミオカンデの
声に従った」という理由を考えることも可能です。
この場合、Cとはあまり接触を持たないことを、AにもBにも
お勧めします。カミオカンデって神様の名前じゃないし。
たったひとつの台詞なのに、まったく物語が変わってきますね。
誰かのことばを理解するときには、それが発せられたTPOを
理解することにも努めたいものです。
確実なのは、もしリアル日常でこんな台詞を聞く機会があれば、
もうそれだけでお腹いっぱいだから背景とかどうでもいいや、
思うだろう可能性が高い、ということです。