崖っぷちだとやる気が出るの

はじめまして。酢酸エチルと申します。
こんな名前ですが、バリバリの文系なので、「ethyl」のスペルをいつも間違ってしまいます。
「酢酸」という響きが好きだ。


以前書いていたBlogが、サイトのメンテナンス(?)に伴って全面改装されてしまい、
なんだか定住し辛くなってしまったので、はてなさんに引っ越してきました。
その以前のBlogにいたペットが「うるち米2世」だったので、今回は三世です。
ちなみに1世(パパ・うるち米)は、ポストペットでした。今は冬眠中。うさぎだったし。


日記のタイトルも、以前が「梯子付き砂漠」だったので今回は「(二階)」と
付いています。ああ、でも本当の建築物の構造としては中二階の方が好きだー。
でもキリ悪いから、二階でいいや。



別に元々日記を書く習性があるというわけではなかったので、引っ越してまで続けなくても
よかったのですが、日々益体もないことを考えては忘れてばかりいるので、
同じことをグルグル考えるのは無駄だからメモしましょうという意図がひとつ。


あとは同様に、読んだ本も忘れてばかりいるので、二度買いしたりする無駄を
なくしましょう、ついでにどんな本だったかも覚え書きしておきましょう、という
意図がひとつ。


私のこの記憶力の悪さといったらちょっとすごくて、お陰で何度もミステリ小説が
楽しめるという便利なところもあったりします。
「結末は知っているけれども楽しめる」じゃなくて、「純粋に何度も同じトリックに
驚く」。
しかし、綾辻行人十角館の殺人』(講談社)を2度読んで2度驚いた時は、流石に
自分でも「それはちょっとどうなのよ」と思いました。



ということで、早速最近の読了本2冊。


垣根涼介 『ワイルド・ソウル』(幻冬舎
森雅裕  『化粧槍とんぼ切り』(集英社


なんだこのチョイス。とは思うが、双方に共通するのは、なんだか思い切りの良い人が
主役であるところか。
しかし、完全に爽快というわけではなくて、両者共「えー?そこ突っ込まないのー?」と
思う点がある。細かいところじゃなくて。


前者だと「…因果応報?…とも言い切れないのか…?」という展開、特にラスト近辺。
後者だと「…え、その人の扱いはそれでいいの?もっとこうさぁ」と思ってしまう人物の役割。


しかしながら、トータルとしては面白かったのです。


前者は「ラテンだな、ラテン」。
後者は「…ああ、この人、本当に刀好きなんだ」。


味わい深うございました。



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さて、私事ながら本当は本を2冊も読んでる場合じゃないし、新たに日記の設定を
している場合じゃない。
でも変ね、崖っぷちだと遊んでしまうの。テスト前の中学生のよう。
だからまた来ます。